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自分自身や周囲に対して、無気力で無関心だった。
……ような気がする。
それが過去になったのは、何時だったろうか、と。

貪欲だったのは元からだろうか。
何が欲しいのか分からないままに、「何か」を求めていたのは何時か。
それが傍にあることに気づいたのは、何時で。
今は、それが確りと手の中にあるような気がするが、それは何時からで。
そして何時しか、零れてなくなってしまうのだろうか。
そんな、私らしくない事を、考えるようになったのは、何時。

ひりつくような渇きは、何時の間に消えていただろう。

それなのに、もっと欲するようになったのは
何時からか始まったことだったか
それとも、元々だったか
それすら分からない。


ふと気づいたんだ。

振り返れば、二年と少し昔の目覚めが、あまりに遠い。



それでいい。
願わくば、「今」が。
どんなに時が流れても、「遠く」へ行ってしまわぬようにと――


ああ、そんな事よりも。
暖炉の季節が、恋しい。

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